5月の芝生の育て方
梅雨入り前、大幅に気温の上がる5月。
快晴の日には芝生へ1日2回の水やりが必要になります。
朝に1回しっかりと水やり、夕方は湿る程度、軽めに散水します。
日中、芝生が日なたと日陰に分かれるような場合、日陰の芝生が乾燥していなければ夕方の水やりはしなくても大丈夫です。
5月の芝生の手入れ
葉も青々と茂ってきた頃だと思います。
今季一度目の芝刈りを行いましょう。
この時期の芝刈りは、縦方向の成長から横方向へと成長を促すとともに、春に伸びてきた穂をカットすることで施肥の効果を葉や根に集中させるために行います。
まだ初回の芝刈りですから、極端に短くし過ぎないように注意しましょう。
グラスバリカンを使った芝刈りは、こちらの山善の芝刈り機グラスバリカンの評価レビューでご紹介しています。
5月の施肥
初回の芝刈りを行ったらすぐに、施肥として化成肥料を1度、そして1週間後に芝生専用肥料のメネデールを散布します。
化成肥料を野菜などの植物に使用する際は、株に直接触れないよう植物の周りに撒くことが基本となります。
しかし芝生に使用する場合は、直に葉の上に撒くしか方法が無く、常に固形肥料が芝に触れてしまう可能性があり肥料やけを起こす場合があります。
芝生へ化成肥料を撒く場合は、このように粒を手のひらで擦り合わせたり、握りこぶしで潰しておくと、細かくなり溶けやすくなります。
こうすることで芝生の肥料やけを回避できます。
施肥後にたっぷりと散水も行いましょう。
肥料やけとは
長時間肥料が植物に直接触れていたり、肥料の与えすぎで土中の養分が多すぎることで植物にダメージを与えたり、根が水分を吸収できなくなる状態をいいます。
多量の養分を与えていなくても、植物自体が栄養を必要としていない時期に施肥をしてしまうと、土中の養分は残ったままになります。
そのまま次の施肥をしてしまうと、結局肥料の与えすぎになる、ということもあります。
このことから、施肥はタイミングが重要となり、芝生にも必要な時に必要な分をしっかりとあげるということが大切となります。
次回は、コガネムシの幼虫も活動を始める6月の芝生の育て方についてご紹介します。