2月の芝生の管理とエッジ切り
2月はまだ厳しい寒さが続き、芝生の成長は見られず枯れた状態が続きます。
これと言って何もしなくても良い2月なのですが、やっておくとその年の管理が楽になる「エッジ切り」という作業があります。
今回はそのエッジ切りを中心に2月の芝生の管理についてご紹介していきます。
最初の作業はエッジ切り
年が明け、1年の最初の作業はエッジ切りからスタートです。
芝生は壁際や建物の際など、横にスペースがない場所では縦に伸びやすい性質があります。
こういった場所では、草丈が他の場所と変わるのでエッジ切りをしていないと見栄えが悪くなります。
また芝刈りをするにしても壁際はなかなかやっかいで、機械が入りにくく上手く刈れない場所も出てきます。
そこでこの2月のうちに、壁際や花壇の際など、芝の端にあたる場所はエッジ切りをしておくと春~夏にかけての管理が楽になります。
エッジ切りをした年。
すっきり感が全然違いますし、夏に向けての管理もしやすくなっています。
エッジ切りに必要な道具はカッターとシャベルだけですが、芝生の面積が広かったり、1度でカットしたいという場合には「ターフカッター」が便利です。
立ったまま、足で芝生を切ることができます。
エッジ切りのやり方
それでは芝生のエッジ切りのやり方です。
今回はこちらの壁際に伸びた芝生でご紹介します。
冬の間でも、壁際はこんな感じで芝生が伸びます。
この壁際からだいたい5cm~10cmのところで、壁と平行にカッターを入れていきます。
2、3回カッターを入れていくと、こんな風に切れ目が入ります。
これを壁の終わりまで行います。
今度は切れ目に合わせてシャベルを差し込んでいきます。
持ちあげるのではなく、切るイメージです。
そして、芝の端を持ちあげると…
ペリペリと芝生が剥がれていきます。
これで、春が来た時に壁際だけ丈が伸びてしまうということが無くなり、芝刈りのときもキワ刈りがやりやすくなって綺麗な芝生にすることができます。
花壇の際なども同じ方法です。
レンガの芝生の間に伸びた芝生。
エッジ切りを終えたら、春に向けて見えている雑草などを抜いておきましょう。
また芝生の張り替えや、部分的な張り替えの準備も始められると良いかもしれません。
次回は3月の芝生の育て方をご紹介します。