新築住宅の芝生化計画
新築建売住宅の庭をきれいな芝生にするブログ

芝生の土が固くなる原因

カテゴリー:芝生の元気が無いとき05月03日
踏み固められた芝生の土

芝生が上手く育たない原因として最初に考えられるのは「土の固さ」です。
土が固いことで芝生の根の成長が滞ることはもちろん、芝生が横に広がるために必要な匍匐茎が縦横無尽に伸びないことが、芝生の葉の面積を減らしてしまいます。
今回はなぜ芝生の土は固くなってしまうのか、その原因を考えてみたいと思います。

芝生の土が硬くなる3つの理由

芝生を植えている場所の土が固くなってしまう原因ですが、3つの原因があると考えています。
その1つ目は、人間が土を踏むことで固まってしまう物理的な圧力についてです。

踏み固められた芝生の土
踏み固められ、生育の悪くなった芝生。

芝生は砂のような下地でも育つほど、柔らかく通気性のある土を好みます。
公園に伸びる芝生。
公園の砂地に伸びる芝生
土+砂でしっかりと伸びています。

しかし庭土が粘土質であったり花用の培養土をそのまま使ってしまうと、どんなに土を耕しておいても、人間が歩き踏むことでいずれ固まってしまいます。
そもそも人の行き来が激しい場所での芝生栽培は適しているとは言い難いですが、住宅の庭で住人が歩く程度の外圧であれば問題はなく、芝生を植える際に専用の床土を使っていれば踏み固まってしまうような心配はありません。

下地を整えておくことは、芝生栽培でとても大切なことです。

次に土が固くなる原因としてあげられるのは水やりとなります。
水やりが土を固くするというのは意外に思うかもしれませんが、これは芝生に限らず畑などの土が固くなるのも水やり(多雨)が原因の場合が多いです。
どうして水が土を固くするのかと言いますと、よく耕した柔らかい土というのは沢山の空気が含まれている状態で、土と土の間に隙間がある状態となります。
ここに大量の雨や水が散布されると、その隙間は水で埋まってしまいます。
そしてこの水が乾くとき、隙間に入った水が無くなっていくのと同時に周りの土が動き、重力で土が平らになろうとする力が働きます。
そうなると、空気のあった隙間に土が流れ込み、結果として土中の空気を無くしてしまうということになります。


このような現象や、水を使い土を固めることを「土を締める」という言い方をします。
ですから極端な水やりは、土を固くしてしまう原因となりえるのです。

しかし芝生を植えた後の1ヶ月は、水やりはかかせません。
芝生の根が土に伸びていないので、自力で水分を吸収することができないからです。
かといって根が無いのに土に水を染み込ませても意味がありませんし、土を固くしてしまう原因にもなりかねません。
ではどれくらいの水やりが適量なのかということになりますが、芝生の表面が濡れる程度の水やりに抑えることが適切な水分量と言えます。

具体的な方法としては、ホースノズルにミストやキリがあれば葉面散布になるように工夫し、
ホースノズルをキリにする
ジョーロなら同じ所に水をあげすぎないように注意することで、解決することができます。

最後3つ目の理由は、芝生植え付け前に土作りを何もしなかった場合です。
芝生は土の上に置けば育つ、そんな甘くはありません。
私自身この考えで沢山の失敗をしましたので間違いないはずです。
冒頭でも述べたように、芝生は砂に近い環境でも育つことがある植物です。
ですが、住宅の庭全体に砂を敷いて芝生を植えるのは、膨大な費用と手間がかかります。
そこでお勧めするのは、庭土に砂やピートモスなどを混ぜて、自作で固まりにくい土を作ることです。
コストも安く、既存の土と混ぜ合わせるだけなので半日程度で終わらせることができます。
実際に芝生の土を自作した様子をご紹介しているので、こちらの芝生用の床土を自分で作る方法を参考にしてみてください。

いかがでしたでしょうか、芝生の土が固くなる原因に思い当たることはありましたでしょうか?
芝生は生命力の強い植物なので、上手く育てるには外圧を気にするよりも土にこだわってあげたほうが良い結果に繋がります。
何度育てても芝生の土が固くなってしまう…という方に、今回の記事が参考になれば幸いです。