芝生用の床土を自分で作る方法
芝生は比較的どのような環境でも育つ丈夫な植物ですが、人が良く歩く場所であったり、綺麗な緑の絨毯に仕上げたい場合は土にもこだわる必要があります。
特に人がよく歩く場所は、土が踏み固まらないように工夫しなくてはなりません。
芝生専用の床土を買ってくればいいだけの話のようですが、1つ問題なのが「必要になる量」。
できれば分厚く撒いて、根が張る10cm~15cmの厚さにはしたいところですが、そうやっていると1袋(25リットル)で約1㎡しか床土を敷くことができません。
一般的な庭の広さを考えると、床土だけでいくらかかってしまうのか…
そこで今回は、芝生用の床土を自分で配合し作ってみようと考えました。
芝生の床土を配合する
固まらない庭の床土と言えば、砂。
洗い砂を使うことが有名です。
こちらは芝生の床砂に最適な天竜川中流域産洗い砂 10kg1580円
ただ砂単体では通水性が良すぎて、夏場の水もちが悪くなりそうなので、保水性として砂にピートモスを加えます。
ピートモスが入ることによって、下地の土に対する土壌改良効果が期待でき、さらにクッション性も増します。
あとは堆肥として腐葉土も。
土には有機物の分解を助けてくれる微生物も必要です。
動物性の堆肥は水を含むと粘度が高そうなので、今回は腐葉土を選びました。
この3つをブレンドします。
割合は砂2に対して、ピートモス1、腐葉土1です。
洗い砂には水分が含まれていますので、ピートモスは事前に水を吸わせる必要はありません。
よく混ぜ合わせましょう。
これで芝生用の床土は完成です。
肥料分は後ほど、芝生を敷く時に投入します。
自作してみてかかった金額としては、25リットル作るのにおおよそ400円~500円。
芝生用の土は25リットルで1500円程度ですから、1/3の値段で床土を作ることができました。
どれも大袋で買っておくと経済的です。
40Lで780円のピートモス
自作した床土の敷き方
まずは床土を撒く場所の土をほぐし、必要であれば土の量を減らしておきます。
自作した床土を入れることを考えた高さになるように、基礎の土の量を調整しましょう。
次に、基礎となる土と自作した床土を混ぜ合わせます。
いい感じに土と混ざり合いました。
こうすることで、基礎の土が踏み固まらない様にしておきます。
混ぜ終わったら地面を均し、床土を敷いていきます。
つまり、上から
1.自作した床土
2.基礎と床土のミックス
3.基礎の土
という感じになります。
ミックスした土が間にあることで、芝生が成長した際、固い土に当たることなく根をより深く伸ばすことができるようになります。
これで芝生を敷くベースが整いました。
あとは実際に芝生を敷くときに、化成肥料や粒状苦土石灰をまいて、養分やミネラルの補給を行えばより元気に育ってくれるはずです。
この土の効果は、引き続きレポートしていく予定です。