9月の芝生の育て方と刈り留め
9月は高麗芝などの日本芝において、手入れを行う最後の月となります。
冬の間は茶色く枯れてしまう高麗芝ですが、9月にしっかりと手入れをして少しでも綺麗な状態で冬を越しましょう。
また張り替えにおいても9月が最後の時期となりますので、張り替えが必要な場合は済ませてしまいましょう。
9月の芝生の手入れ
9月初旬。
残暑が続き芝生の成長は続くものの、色はだんだんと薄くなってきました。
芝生のシーズン終了が近づいていると感じられます。
9月後半にもなると、芝生の成長は徐々に緩やかになっていきます。
その為、液体肥料や化成肥料など施肥の必要はありませんので、8月下旬~9月の初旬に施肥を行ったら、そこで終了とします。
また芝刈りについても、9月下旬の芝刈り「刈り留め」を行って終了となります。
気温が高い日が続く様な場合は10月で刈り留めとしても問題ありません。
気温・気候次第というところです。
遅くとも、最低気温が1桁になる前には刈り留めは済ませておきましょう。
芝刈り「刈り留め」の方法
刈り留めは、これまでの「成長を促すための芝刈り」ではなく、体裁を整える程度の芝刈りとなります。
冬を越す準備ですから、軸刈りなど短くならないよう注意が必要です。
そして、草丈が長めに残るように芝刈りを行います。
こうすることで、秋・冬の間に生える雑草を抑制することができ、さらに人が通った時に擦れて傷むことを軽減することができます。
刈り留め後、レーキを使って丁寧にサッチや枯れ葉、ゴミなどを取り除いておきます。
これで、秋・冬は落ち葉を掃除する程度で綺麗な庭を維持が可能です。
次回の作業は、年明け2月~3月ごろ。
目土を入れて凹凸をなくしたり、新芽の為に保湿する作業です。
また張り替えを行う予定であれば、芝生が販売される3月に合わせて、2月頃から土作りを開始しましょう。
来年の作業は、3月の芝生の育て方からご覧ください。