新築住宅の芝生化計画
新築建売住宅の庭をきれいな芝生にするブログ

芝生に生える雑草と抜き方

カテゴリー:芝生の管理06月13日
芝生に生える雑草

芝生の生育が旺盛になる5月~6月、雑草も同時に活発になります。
雑草を放っておくと景観を損なうだけでなく、芝生を浸食してしまうこともあるので注意が必要です。
また雑草は根から取らないとすぐに復活してしまうので、とてもやっかいです。
今回はそんな面倒な雑草の抜き方を中心にご紹介したいと思います。

芝生に生える雑草

雑草はその地域周辺に分布する植物が風にのって繁殖しますので、その種類を特定してお話しするのは難しいのですが、一般的に夏の芝生に生える雑草として多いのは、オオバコカタバミヨモギといった雑草です。
特にカタバミなどは芝生のほふく茎と絡まりあってしまい、完全に除去するのが難しい雑草です。

雑草に浸食された芝生。
雑草で育たなかった芝生写真は雑草をいくらか抜いた後ですが、芝生の成長は雑草に遮られ、密度が薄くスカスカになっています。

雑草は植えたばかりで隙間のある芝生や、管理が行き届いていない芝生で繁殖しやすく、良く管理され密度の高い芝生には生えにくくなります。
つまり2年目以降の芝生の場合、3月~5月にしっかりとした管理をしていれば自然と雑草は少なくなります。

雑草の抜き方と除草

雑草は茎や葉を切っただけではすぐに再生し、芝刈りで雑草を取り除くことはできません。
根を残しただけでも数日後には芽吹いているということもあります。
ですからどのような雑草でも、除草する際はしっかりと根まで抜き取ることが大切です。
それではいくつか芝生に生えた雑草を抜く方法をご紹介します。

・芝生をかき分けて抜く方法

芝生の中に雑草を見つけたら、まずは芝生をかき分けて根元を探り当てます。
芝生の根元を探す矢印のある、芝とは少し違うものが雑草。
表面に見える葉の位置と、根元の位置は違うことが多いのでしっかりと確かめましょう。

この状態で茎を引っ張ってもちぎれてしまいますから、あえて根元が残るように切ってしまいます。
雑草の根元だけ残す赤っぽい茎が雑草です。
これくらいの長さで根元だけ残せば、指でつまむことができます。

これを慎重に引き抜くと…
芝生に生えた雑草の根こんなに長い根が出てきました。
このように根を取り除けて初めて、雑草を抜いたということになります。

・芝生を押さえつけて雑草を見つける

芝生が生えている場所を手で押さえ、色の違いで雑草を見つけることも出来ます。
芝生を手で倒すと、こんな風に一部だけ赤い茎が見えます。
雑草と芝生の色の違いこの状態のまま雑草だけをつまんで、根を引きずり出します。
むだ毛や、白髪抜きにも似ていますね(笑)

除草剤を使う方法

芝生の面積が広すぎたり、雑草を抜いている時間が無い!という方には除草剤がおすすめ。
除草剤にはいくつかの種類があるのですが、1つは冬から春の間に撒いておいて6月~8月の雑草を抑制する粒タイプの除草剤。

高麗芝などのイネ科の植物には効果がでないように研究されています。

今生えている雑草を除草したい場合には、液体タイプの除草剤が便利。
ポイントで使用できるシャワータイプなので、局地的に使用することができます。

こちらも当然、高麗芝などのイネ科の植物には効果がありません。

ご紹介したように芝生に生えた雑草には自分で抜くか、除草剤を使うかのどちらかになります。
除草剤も昔とは違い安全に配慮されたものになりますから、夏の炎天下の作業が苦手な方や時間が無い方は、迷わず除草剤を使ったほうが良いと思います。
芝生の管理や雑草の除草は、ご自身の体調やライフスタイルに合わせて行いましょう。
そして綺麗な緑の絨毯を実現させましょう。

次回は芝生に生えるクローバーのような雑草「カタバミ」をご紹介します。