芝生の種類は何を選ぶか。
前回の記事庭に芝生を張るための土作りで、芝生を植えるためのベース（土づくり）は整いました。
次は芝生選びをしていきましょう。
「家庭用の芝を種から育てたい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、芝生の種は入手が困難であることや、また種の発芽率が悪いことから、最初は手を出さない方が賢明です。
シート状になって切り売りされた芝生を購入するのが一般的で、根付かせるのも比較的簡単です。
ホームセンターでは時期によって芝生の品種を選べなかったりしますが、芝生の販売時期である3月ごろであれば、複数の品種を置いていることもあります。
特殊な品種の芝については、インターネットでの購入が便利です。
芝生の種類
それでは芝生の種類についてご紹介していきましょう。
ひとえに芝生といっても日本芝や西洋芝など色々あるのですが、一般的に手に入るのは「高麗芝」と「姫高麗芝」という日本芝になります。
それではこの2つの芝をざっくりと紹介しましょう。
高麗芝
どこのホームセンターでも１年中売っている、いわゆる「普通の芝」で温かい時期に茂り、冬には茶色くなって枯れる芝。
一般家庭用で密度も普通です。
真冬の1月でもホームセンターで売っていることがあるくらい、非常に入手しやすい芝生です。
姫高麗芝
高麗芝より密度が高く、こちらも真夏に最盛期を迎え、冬になったら茶色く枯れます。
ホームセンターでは3月～4月くらい、暖かくなってきたころに見かけるようになります。
ちなみに昔の国立競技場などでも使用された品種です。
姫高麗芝の発売時期はこちらでご紹介しています。
1平米あたりの単価では姫高麗芝の方が200円～300円程度高くなりますので、芝生を植え付ける面積が広い場合や、はじめて芝生の植え付けを行うような場合は、まずは高麗芝でトライしてみるのが良いかもしれません。
しばらく育ててみて姫高麗芝も試したいと思ったら、芝生を剥がして張りなおすということもできます。
最初から「綺麗な芝生を作るぞ！」また「値段は特に気にしていない」という方は、姫高麗芝がおすすめ。
高麗芝より葉の密度が高いので、見た目に綺麗な芝生になります。
高級芝生TM9という品種も
上記でご紹介してきた高麗芝の仲間で「TM9」という芝生の品種があります。
この芝生は、自動車メーカーのトヨタが品種改良させて作りだした、今1番人気の芝生になります。
高麗芝から品種改良を行った品種なのですが、通常の高麗芝よりも密度が高いのに草丈が高くなりにくく、肥料を与える回数も少なくて良いという、一般家庭でも育てやすくて高品質という一挙両得な芝生です。
ただ取扱量が少なく、販売している店舗も少ないのがネック。
また販売期間も3月～4月、9月～10月と限定的です。
販売していたら、なんとしてでもゲットしてみて下さい！
TM9の育て方はトヨタの芝生「TM9」の育て方でご紹介しております。
気に入った芝生が手に入ったら、次回は芝生の植え付け前の調整へと進みましょう。
