6月の芝生の育て方
6月に入り関東地方では梅雨入りの季節となります。
この時期は芝生の成長しやすい気候になるため、成長も著しいですが、それと同時に芝生の天敵でもあるコガネムシの産卵時期にも入ります。
日々の観察を行って、早めの対処が出来るようにしておきましょう。
6月の芝生の成長
6月の梅雨、それなりの日照時間と適度な雨量があれば芝生は元気に育っていきます。
恵みの雨で雑草も顔を出しました。
見つけたら早めに抜いておきましょう。
芝生の成長はと言えば、5月に1度芝刈りを行っていますが、6月初めでもだいぶ丈が伸びてきます。
これくらいの長さになったら芝刈り時となりますね。
今季2度目の芝刈りを行い、
芝刈りのカスとゴミを取り除くためにレーキがけも行います。
こんなにサッチが出てきました。
この時期は湿度も高くムシムシしています。
サッチが溜まったまま雨が続けば芝生の通気性が悪くなりますので、晴れて芝生が乾燥している時、しっかりとレーキがけをしてサッチを取り除いておきましょう。
サッチを除いておけば、この後の夏場の成長も期待できます。
持ち手が伸縮して、先端部分も開閉するおすすめレーキ。
私も愛用しています。
コガネムシの幼虫の被害
冒頭でも述べましたが、6月ごろからコガネムシの幼虫が活動を開始します。
4月、5月と元気に成長していても、やられるときはやられてしまうので、早期発見が大切です。
ただ発見するのは意外と簡単で、芝生が線状に枯れていたり、丸く枯れていたり、あきらかにおかしな状態になります。
こちらはコガネムシの幼虫が根を食べて進んでいるであろう、芝生が線状に枯れた跡。
あきらかに不自然ですよね。
対象方法ですが、補殺するには芝生を剥がさなくてはいけないので現実的ではありません。
なので薬を使うのですが、このようなピンポイントでどこにいるのか分かる場合は、粒タイプの薬が適しています。
水で薄めるタイプもありますが、ポイントで使いたい時、このオルトラン粒剤であれば局地的に薬を撒くことが出来るのでオススメです。
もちろん広範囲に撒いての利用も十分効果があります。
どうやら薬が効いたようで、1週間後には芝生も回復してきました。
「怪しいな」と思ったらまずはオルトラン、お試しください。
次回は、梅雨の雨で固まった土をほぐす方法を紹介。
7月の芝生の育て方をご紹介します。