芝生の土を固くさせないために踏み石を設置する方法
芝生を枯らさないで元気に育てるためには、芝生を踏まないことが一番良い方法です。
芝生を踏まないということは土を踏み固めないとも言え、芝生の根が成長しやすい「良い環境を維持すること」に繋がります。
しかし、住宅の庭やよく人が通る場所に芝を植えている場合はそうも言ってられません。
今回は、住宅の庭でも土を踏み固めないために行う踏み石の設置方法をご紹介したいと思います。
芝生の成長と土の固さについて
芝生を上手に育てるためには、2つの重要な要素があります。
1つ目は芝生を張るときの土。
このブログでも何度もご紹介していますが、土が固まらないように砂を入れたり、土を柔らかくする工夫が必要です。
参考:庭に芝生を張るための土作り
そして2つ目は、芝生が成長した後の管理方法です。
芝生は基本的には強い植物なので、数回踏まれたぐらいでは枯れることはありません。
しかし、人の通り道になっているような場所では、何度も何度も同じ場所を踏まれることになり土が踏み固まってしまうことで芝生が枯れてしまうことがあります。
土が踏み固まってしまうと、匍匐茎が伸びなくなり成長が止まる、根が伸びない、酸素がなくなる、という悪いことづくめとなり芝生は育たなくなってしまいます。
ではよく歩く通路や庭で芝生を育てたいと考えたときは、どうすればよいのでしょうか?
この問題は、事前に踏み石を設置しておくことで解決することができます。
芝生に踏み石で足場を作る方法
踏み石とは、玄関や通路に一定の間隔で置かれている石のことです。
神社やお寺の園庭などでも見かけることがあると思います。
この踏み石を一定間隔で設置しておけば、よく通る通路であっても芝生を踏むことなく、また土を固めてしまうこともなく芝生を育てることができます。
踏み石の設置は、土作りと一緒に行うと綺麗な仕上がりになりますので、できれば最初の段階で行っておくことをオススメします。
まずは砂やピートモス、ぼかし肥料などを加え土づくりを行います。
詳しくは庭に芝生を張るための土作りをご覧ください。
土をならして平らにしたら、踏み石を設置します。
踏み石は平らな石、もしくは写真のようにレンガを使っても大丈夫です。
芝生の成長を考え、踏み石が土よりも高くなるように設置してください。
踏み石のほうが低くなってしまうと、夏場に芝生に覆われてしまうので注意してください。
これを歩幅に合わせて等間隔に設置していけば、足場の完成となります。
これで芝生を踏むことがなくなり、元気な成長が期待できます。
芝刈りの際は、踏み石の高さに合わせるようにすると見栄えがきれいになります。
バリカンを使うと簡単で楽チン。
おすすめの芝刈り用バリカンは、こちらのお手軽!山善の芝刈り機グラスバリカンの評価レビューでご紹介しています。
踏み石のキワの部分は、一時的にレンガを外してしまえば簡単に芝刈りができます。
取り外しができるのも踏み石の良いところですね。
この踏み石で足場を作る方法は、芝生を張ってしまった後でも、一部の芝生を剥がし土を掘り返せば施工することができます。
芝生の剥がし方は、こちらの芝生の剥がし方でご紹介しています。
土が固まらないようにしたいとお考えの方は、ぜひ踏み石を試してみていただければと思います。